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2010年7月22日 【中国】
郵便受け


北京華通広運物流有限公司
柳田 洋


 




私の会社の近くの団地にあった郵便受けです。


日本の郵便受けは、郵便屋さんが配達しやすいように、


郵便受けの上の部分が開いているものが多いかと思いますが、


中国の郵便受けは郵便物盗難防止のため、

密閉式であり、鍵を開けないと、郵便物が取り出せないようになっています。


この辺にも、中国の防犯意識の高さ、


それイコール、治安の悪さを見て取ることができます。


逆に言えば、日本は密閉式でない郵便受けでも


郵便物の盗難が起こらないぐらい治安の良い国である、と言うことができます。



では、持ち主の鍵がないと開かない密閉式の郵便受けに、


郵便屋さんはどうやって配達するのか?


答えは「マスターキーを使って郵便受け全体を開けて配達する」です。


写真をよく見て頂けるとわかるのですが、

この郵便受けは32戸分ずつ、観音開きで開くようになっており、


郵便屋さんはマスターキーで郵便受け全体を開け、


郵便物を一気に投函していくのです。


治安が悪いのは良くないことではありますが、 治安が悪い国はそれを逆手に取って、


そこで培われた防犯の知恵を、


海外に輸出しておカネを稼ぐことができるのではないか、と思いました。



 


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