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2011年2月3日 【中国】
虹橋総合交通ハブ


北京華通広運物流有限公司
柳田 洋


 






先日、久々に上海に出張してビックリしました。
上海の国内線の発着を主に担当する
虹橋空港がものすごく大きくてきれいになっていたからです。
昨年3月に第2ターミナルがオープンして、
日本と韓国への国際線と春秋航空を除いては
全て新ターミナルを使うことになったようです。


そこで見たのが、写真の「虹橋総合交通ハブ」の看板です。
「建設中のアジア太平洋地域最大のハブ」と書いてあります。


確かに虹橋空港の第2ターミナルは、
江蘇省の南京や浙江省の杭州に行く高速鉄道や、
上海市内に行く地下鉄2号線、10号線が
乗り入れている鉄道の上海虹橋駅とつながっており、
上海周辺各地に行く高速バスの発着場にもなっているようです。
また、今年6月に開通予定の北京~上海の
新幹線の終着駅はこの上海虹橋駅になりますし、
将来的にはリニアモーターカーが乗り入れる計画もあるそうです。


そしてこの「虹橋総合交通ハブ」が最終的に完成するのは2020年。
飛行機の国内線、国際線、リニア、高速鉄道、地下鉄、高速バス、高速道路、タクシー、
そして、巨大な駐車場を完備した総合交通ハブになる予定で、
1日平均50万人の利用者を見込んでいるのだそうです。


スケールの大きい話で驚いてしまいますが、今までの中国の実績からすると、
2020年にはここを本当にアジア太平洋地域最大の交通ハブにしてしまうのでしょう。


中国は長期的なビジョンに従って、
世界最大の経済大国への階段を一歩一歩着実に登っていることを感じさせます。

 


 


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