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2011年3月10日 【中国】
路上駐車対策


北京華通広運物流有限公司
柳田 洋


 

  




マイカーブームにより増え続ける北京の車。
北京市政府は今年、自動車のナンバープレートの発行枚数を、
昨年の新規登録台数の1/3以下となる24万枚に制限し、
マイカーの増加に歯止めをかけようとしています。


しかし、北京のマイカーの数は既に、
北京の街の自動車インフラの能力を上回ってしまっており、
朝夕の激しい渋滞もさることながら、駐車場不足も深刻です。
左の写真のように道路の両側にズラリと路上駐車の車両が並び、
狭い道の渋滞を更に激しくする、という事態を招いています。


そこで登場し始めたのが、右の写真のような立体駐車場です。
写真の立体駐車場は3階建ですので、
同じ敷地面積に3倍の数の車を駐車させることができます。


中国よりも40年も早くマイカーブームが起こり、路上駐車対策についても、
中国とは比べ物にならないぐらい豊富なノウハウの蓄積がある日本。
立体駐車場やタワー式駐車場など、日本が40年にわたって、
狭い国土で苦労して蓄積してきた路上駐車対策のノウハウを、
マイカーが増えすぎて困っている中国でビジネスチャンスとして生かせるのは、
これからなのかもしれません。

 


 


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