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2011年4月5日 【中国】
団購


北京華通広運物流有限公司
柳田 洋


 

最近、団購(とぉあんごう)という言葉をよく聞くようになりました。


団購とは団体購買の略で、
一定数の購入希望者を集めれば商品を安価に購入できる、
という共同購入システムです。
2008年にアメリカで「グルーポン」が始めたこのサービス、
中国でも昨年あたりから流行り始め、
1年足らずで1,000以上の共同購入サイトが誕生したのだそうです。

 

 


写真はその共同購入サイトの1つ、「拉手網(らーしょうわん)」の広告です。
拉手とは中国語で手をつなぐこと。
みんなで手をつないで一緒に安く買いましょう、
という意味なのでしょう。


更に、最近、アメリカの本家「グルーポン」が、
満を持して中国進出を果たしましたが、
やはり、というか、案の定、というか、
www.groupon.cn」というウェブサイトは既にライバル企業に使用されており、
やむなくサービス名を「グルーポン」と音が似ている「高朋(がおぽん)」と名付け、
そのピンインである「www.gaopeng.com」というウェブサイトでサービスの提供を始めました。


こうした中国での団購の流行を見て感じたのは、
アメリカやその他の先進国で流行したものが、
ほとんどタイムラグなしで中国にも導入されるようになってきている、ということです。


以前は中国政府の情報統制のおかげで、
海外の好ましくない政治情報と一緒に、
ビジネス情報も遮断されていましたので、
海外の様々なビジネスモデルを知っている外国人は中国の人たちよりも有利でした。


しかし、インターネットの普及によって、
中国の人たちも海外のビジネス情報を自由に入手できるようになるに従って、
今後、外国人が海外のビジネスモデルをそのまま中国に持ってきて成功するチャンスは、
どんどん少なくなっていくのかもしれません。

 


 


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