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2011年5月9日 【中国】
広告スペース


北京華通広運物流有限公司
柳田 洋


 


私が住んでいるアパートメントに、
先日、上の写真のような広告ボードが設置されました。


この広告ボード、
上部のLEDの部分には天気予報や自動車のナンバー制限情報が表示され、
情報提供の役割も担っているようです。

また、下の写真は
アパートメントの入り口に設置されている広告付き靴磨き機です。


この靴磨き機、靴クリームを塗って、
回転ブラシで磨くまで全て無料なのですが、
その費用は広告主が出す広告代で賄われているようです。


この他にも、エレベーター広告や、タクシー広告など、
中国の広告メディアは日本よりもずっと種類が豊富です。


これは、中国ではアパートメントやオフィスビル、タクシー会社などが、
顧客へのサービスよりも広告スペースの提供料金を得ることに熱心であるため、
あらゆる空きスペースが広告スペースとして成り立つことが原因であると思われます。


この考え方を突き詰めると、中国ではこうした法人だけではなく、
小銭を稼ぎたい個人も広告の媒体にすることが可能なのではないかと思います。


「会社のロゴが入ったTシャツを着て外を歩くと1km当たり1元(13円)もらえる」とか、
「会社の宣伝が入った車で出勤すると、ガソリン代を補填してもらえる」などなど。
日本ではみんな恥ずかしがって申し込まないかもしれませんが、
中国では広告媒体になってくれる人はたくさんいるのではないかと思います。


 


 


 


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