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2011年5月16日 【ベトナム】
ベトナムの結婚式


ホーチミン現地留学生
川村 敦



先月、知り合いの結婚式がありました。これで、ベトナムで参加した結婚式は、

なんと、4回目になります。

 

参加したどの結婚式にもいえることですが、

とにかく、「参加者」が、しゃべり、歌い、騒ぐので、

結婚式というより、宴会みたいな感じです。

 

なので、花婿・花嫁が中心に、式がすすむ日本と大きく違うところは、

参加者が、とにかく、式の「中心」であることです。

 

そして、なによりも、時間が適当。

たとえば、招待状に、「午後17時~」に開催と書いていれば、

午後17時~から、「会場に入ってもいいですよ」という意味です。

実際に、式は、その1時間後、1時間30分後に始まるのが普通です。

日本では、考えられませんが、ベトナムタイムでは、これが標準だそうです。

 

 

これは、先月、参加した結婚式のいち風景です。



 



まず、どの結婚式でもそうですが、式会場に到着しますと、

花婿・花嫁と記念写真をとります。

 

そして、だいたい始まる時刻になりますと、花婿・花嫁の入場になるのですが・・・

これが、ど派手。

 

両サイドには、花火を持った、ベトナム美女とともに登場してきます。



  


ワイングラスを注いだあと、ご両親とともに、乾杯するのが、
必ず行う儀式的なものだそうですが、

ベトナムの結婚式で絶対に欠かせないのが、2点。

参加者が舞台に立って、「カラオケ」ができることと、次々開けられていく、「ビール」です。

 

花婿・花嫁は、あいさつと乾杯をするために、テーブルに立ち寄っては、
花婿は、ビールを無理やり飲まされたり、

酔っているのに、舞台に立って、歌う参加者がいたりと、
始終、ドンちゃん騒ぎが続いていきます。

 

そして、始まりが適当であれば、終わりも当然、適当です。

 

ベトナムでは、参加者それぞれが、満足して、帰りたい時刻になったら、帰っていきます。

みんながだいたい帰る時間帯になれば、花婿・花嫁は、
会場出口に立って、最後にあいさつを交わしていきますが・・・

 

最後に一言あります。

もしも、ベトナムの結婚式に参加する際は、
始まり時刻と終わり時刻という概念にとらわれないでください。

 

 

 

 

※このレポートは、大学生の生の声をお届けするものです。




 

 



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