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2011年6月6日 【ベトナム】
ベトナムのイメージ

GABB Vietnam JSC
代表 玉置 哲也


ベトナムと言うと、どんなイメージを持たれるだろうか?
最近でこそ、メディアでもベトナムが取り上げられるようになってきたので、
将来性があるとか、成長している国というイメージを持っている方も多いと思う。


一方で、ネガティブなイメージを持っている方もまだまだ多いのではないだろうか。
実は私もその一人であった。
ベトナムと言うとベトナム戦争の暗いイメージがまず頭に浮かぶ。
多くのベトナム戦争映画も作られているし、
それこそついこの間まで実際に戦争をしていたのだから、
「ベトナム=ベトナム戦争」という印象がついていても不思議ではないだろう。

戦争映画に出てくるベトナムは、決して綺麗ではない。
街中は戦闘で荒廃しているし、農村はほとんどの場合、
罪のない村人が虐殺されたり、ナパーム弾で焼かれるシーンが多いのだ。
兵士は、茶色の川と土砂降りのジャングルの中を行軍している。
どうしてもそういうイメージで見てしまうのである。
そして社会主義国であるということも一因にあると思う。


では、今のベトナムはどうか?
実際に来てみればわかるが、街中は人とバイクで溢れ活気があり、
社会主義国だと感じさせるところなど何もない。
最近では高層のオフィスビルも建築されているし、
ブランドショップやお洒落なデパート、レストランも多くある。


弊社のオフィスはホーチミン市の7区という、ここ数年で開発された地域にある。
今もオフィスビルやショッピングモール、住宅が建築中であり、
広い道路や公園、緑が整備されつつある。
訪れた方は皆、1区(ホーチミン市の中心)とは全然雰囲気が違いますね。と驚かれる。

 

 

   

 


オフィスのすぐ近くには、恐らくホーチミンで一番のデートスポットであろう、
ちょっとした池とお洒落な店や遊歩道がある。
夜になれば綺麗にライトアップされ、多くのカップルでにぎわっている。

 

 

   

 

もちろん、細かい部分で見れば、道路がデコボコであったり、
周囲に植えられている樹木の種類が景観にそぐわなかったりということはあるが、
洗練された街並みが実現されつつある。


ベトナムとリゾートも、日本人にとってはまだまだ結びつかないことのひとつだと思う。
しかし、ベトナムにはニャチャンやダナンなど多くのリゾート地がある。
先日、社員旅行でブンタオというリゾート地へ出かけたのであるが、
非常に綺麗な場所であった。
風が強かったので波が高く、天候も快晴とはいかなかったが、長い海岸線が続き、
映画のワンシーンに出てきそうな場所であった。

 

 

   


まだまだ、日本では知らないことが多いので、もっともっとベトナムを知ってもらいたい。
決して上辺の良い部分だけを知ってくださいというのではなく、
様々なマイナス面もあるが、それを上回る良い面がある国だ。


ビジネスも同様で、時間にルーズとか、あまりまじめに働かないとか、
色々なマイナス情報を聞かれると思う。
しかし、そういう一部のマイナスの情報だけで判断するのは非常にもったいない。
まだまだ発展途上であり、マイナス面が多いのも事実であるが、
それだけ可能性がある国ということである。


何事も実際に自分の目で確かめるのが一番である。
ベトナムに初めて来られた方のほとんどが、
「思っていたのとは全然違う。ベトナムって良いですよね!」
と言われるのを聞くたびに、是非、現地に来て自分の目で見て、
肌でベトナムという国を感じてほしいと思っている。

 


 




 


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