ホーチミンにきて、どの外国人も、まず思うことは、
どの道路にもあふれんばかりに走っているバイクの量。
ベトナムでは、「ホンダ」といっても、ベトナム人は、バイクのことか!
と理解できるほど、日本メーカーがほとんどです。
ですが、私がバイクを走らせている中で、一番に思う問題は渋滞。
続いて、道路のあちこちにある穴。
渋滞を解消するために、近々、地下鉄を建設する計画があるようですが、
早期の実現は難しいようです。
続いて問題である、道路のあちこちにある穴。
これは、ベトナム語で「オーガー」、「オーヴォイ」といいます。

オーガー
オーは穴という意味ですが、ガーは鶏で、ヴォイは象です。
穴が小さければ、ガー(鶏)、大きければ、ヴォイ(象)と呼んでいます。
ユーモアな名前をつけているところが、何ともベトナム人らしいですが、
この穴の存在も交通渋滞を引き起こしている要因のひとつであることには、
違いありません。
穴が多いのは、道路建設中に、手抜き工事が行われているからといわれています。
もちろん、レユアン通り、ドンコイ通りと言った観光地、
主要道路は、整備が整っており、穴はひとつもありません。
さらに、ベトナムの道路の特徴は、通り名に、歴史上の事件名、
歴史上の人物がつけられていること。
たとえば、第一次インドシナ戦争において、
ベトナム軍とフランス軍の最大の戦闘で有名なディエンビエンフーの戦いに由来した、
「ディエンビエンフー通り」という道が実際に存在します。
そういえば、友人のベトナム人から言われたことは、
「日本の道路には、歴史上の人物の名前も、事件の名前もついてないから、
おもしろくないよ・・・」
確かに、日本の道路には、名前がついてなく、面白みにかけるかしれませんが、
ベトナムの道路の複雑さは、交通問題にしろ、住所を探すにしろ半端ではないです。
※このレポートは、大学生の生の声をお届けするものです。
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