アジアブログ
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2011年9月29日
【中国】
マイカー購入ナンバー待ち無し
北京華通広運物流有限公司
柳田 洋
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韓国の自動車メーカー・現代の乗用車
索納塔(すぉなーたー、ソナタ)の広告です。
「買車不等”号”(まいちゃーぶどんはお)」、
つまり「マイカー購入ナンバー待ち無し」と書いてあります。
北京市は、世界最悪と言われる市内の渋滞を緩和するため、
今年のナンバープレートの交付数を、昨年の新規登録台数の1/3以下となる
24万枚に減らすことにしました。
ナンバープレートの交付は毎月抽選で行われるのですが、
はずれた人は翌月に持ち越しになるため、競争率はどんどん上昇し、
今では30倍にまで達しています。
このため、今、北京では、
おカネはあってもマイカーが買えない人が続出しています。
ナンバープレートをもらえなければ、車を運転できませんので、
当然、車を買う人は激減、
自動車メーカー各社は売上の激しい落ち込みに直面しています。
そんな状況の中、現代自動車が苦肉の策として消費者に提案したのが、
広告にある「以租代購(いーずーだいごう、買う代わりに借りる)」という方法です。
具体的には、
①現代がリース会社にソナタを売る
②買い手はリース会社にリース代金の前払い金として車両代金相当額を払い、
リース会社はそのお金を現代に払う
③リース会社はリース車用のナンバーを取得して、買い手にソナタを無料で貸す
ナンバー貸し代金は現代が補填する
④買い手がナンバーを取得できたら、所有権をリース会社から買い手に移す
という方法です。
まさに「上に政策あれば、下に対策あり」の国らしい法律の抜け穴ですが、
こうすれば確かに、合法的にナンバーの交付を待たずに、
車を買ってすぐに乗ることができます。
この方法は現代の他、ベンツやアウディも採用しているようです。
「以租代購」は消費者の「今すぐマイカーに乗りたい」という欲求を満たし、
自動車メーカーを危機から救うことができるのか。
それとも北京市政府が渋滞解消の錦の御旗の下、
この抜け穴をすぐに塞いでしまうのか。
今後もこのイタチゴッコの成り行きに注目です。
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