アジアブログ
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2011年10月6日
【中国】
北京版紀ノ国屋
北京華通広運物流有限公司
柳田 洋
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北京の外国人向けスーパーの草分け的存在、ジェニー・ルー(Jenny Lou's)のお店です。
売っているモノは、食品も日用品も値段が高い輸入品が多く、
日本で言えば、紀ノ国屋のような存在です。
このジェニー・ルー、私が北京に住み始めた1990年代後半には既にありました。
当時の北京はおいしいコーヒー1杯飲むのにも、
5つ星のホテルまで行って1杯1,000円も払わなければならないぐらい、
超ドメスティックな街でした。
そんな中で、このジェニー・ルーは、北京在住の欧米人のみならず、
私たち日本人にとっても外国の製品が手に入る、非常に貴重な存在でした。
当時は外国人ばかりだったお客さんも、
最近は中国人のお客さんが増えてきたように思います。
それに従って、ジェニー・ルーのお店も、徐々に支店が増えてきているようです。
終戦からわずか8年、1953年に日本で初めて
セルフサービス方式を導入した頃の紀ノ国屋がターゲットとしていた顧客は
日本に住む外国人だったのではないかと思います。
しかし、その後の高度経済成長で高価な輸入品を買える日本人が増えたため、
紀ノ国屋もあれだけ大きい会社に成長できたのではないでしょうか。
ジェニー・ルーも今後、中国の高度経済成長で、
豊かな中国人が増えるに従って、大きく成長することが予想されます。
私が都立国立高校に通っていた30年前、国立の大学通りにある紀ノ国屋に行く度に、
「いつかは高級スーパー・紀ノ国屋で毎日買い物ができるようになりたい!」
とあこがれたものです。
北京の子供たちは、「いつかは高級スーパー・ジェニー・ルーで
毎日買い物ができるようになりたい!」と思うのでしょうか。
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