アジアブログ

 

 
 

2010年9月30日 【ベトナム】
星越ベトナムレポート 第1巻

村上 博治



1か月の経済の動き

 


① 世界経済


  全体では緩やかな拡大基調を維持しているが、2010年後半以降先進国経済の減速に伴い、成長ペースの鈍化が鮮明となる見通しです。米国の経済指標は市場予想を下回り、FRBの追加金融緩和観測が出てきました。欧州はユーロ安より堅調なものの、銀行の不良債権懸念は深まるばかりです。中国を初めとするアジアも大変堅調なように見えます。しかし9月にシンガポールに行きましたが、現地の人たちは不動産価格(売買、賃貸共に)の高騰に庶民は悩んでいるとの事です。これはかつての日本のように不動産価格調整が起こる可能性があります。アジアは不動産バブルと思われますが、中国株の下落はこれを読み込んでいるのでしょうか。

 

 

 

② ベトナム経済


  底堅く回復基調にあります。第1四半期GDPは前年同期比+5.8%、第2四半期は+6.4%となり、第3四半期のGDP成長率は+7.2%となる見通しです。ベトナム政府は10年のGDP成長率目標 を6.5%から6.7%に引き上げました。
 しかしながら、株式市場は 低迷が続いています。年初から7月までVNインデックスは480~560レベルで変動していましたが、大手格付け会社のフィッチレーティングズが格付けを引き下げたことで、VNインデックスは短期間で420レベルまで大暴落しました。当社はこのときに超長期投資の観点から金融株を中心に買い付けを行っております。今現在VNインデックスは440~50のレベルまで戻ってきていますが、不安定な動きです。

 

 

今月の推奨銘柄(今回は日本です)


 パラカ(4809)マザーズ上場
 コイン駐車場経営特化の会社です。上場以来増収、増益で、昨年度から配当を初め、今年度は増配です。株価は低迷しており(直近69,000円前後)PER6-7倍、PBR0.6前後で大変割安感あります。マザーズ市場であるため、フォローしているアナリストも少なく、マーケットから忘れられています。社長は元大手金融機関のインベストメントバンカーで大変有能な方です。このまま成長し、一部上場となりますと急騰する可能性があります。長期投資にお勧めです。

 

 

④ 星越ベトナムファンド


設定以来、ベトナム通貨安(対米ドル30%安)、マーケット安にもかかわらず堅調に推移しています。(現在1株=1.065US$)元本確保しながらの長期投資が基本です。

 




 

街角レポート

ベトナムの今をお伝えします

 13年ぶりにベトナムのハノイを訪れました。最初に行ったのは中学生でしたから(年齢がバレますね)、時がたつのは早いなぁと実感します。
13年も経っているのですからハノイも大きく変化していました!まずベトナム=バイク天国。13年前はホンダのカブが幅を利かせていましたが、今は125CCくらいのバイクやスクーターが主流です。(ちなみに、ベトナムでは49CC以下のバイクを運転するのに免許はいらないのだとか。)さらに車の数が格段に増えてました。しかも目につくのはベンツやレクサスなどの高級車・・・。ベトナムはローンやクレジットカードが発達していないので、皆さん買うときは現金一括払いなのだそうです(!!!)。こんなところからもベトナムの経済発展ぶりがうかがえますね。(ゆりか)

 

 



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