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2009年2月12日 【香港】
「世界の金融センター「香港」~オフショアファンドの有効性(2)~」

堀 明則

 前回のブログの中でファンドとは?その中でもオフショアファンドがとても魅力的であるところまで記載をしました。

今回は「なぜオフショアファンドがよいのか?」からスタートです。

前回も書きましたが、ファンドはプロに運用を信託します。したがって、この運用のプロ(ファンドマネージャー)の力量が大きなポイントになるのですね。

残念ながら、日本には証券業界の自己利益優先体質、馴れ合いなども関係するのですが、パフォーマンスの良い投資信託が非常に少ないですね。パフォーマンスよりも安全性をとった場合でもとても投資を考える利益を上げられそうなものがありません。そこには、証券業界の自己利益優先体質、馴れ合いなども関係しています。

それに反して、海外には非常に優秀な成績を上げるファンドが多くありますね。現在、オフショアファンド市場は、その投資規制の低さから多くのファンド会社がしのぎを削る状態にあります。ファンド会社はよりよいパフォーマンスを出さなければ、すぐに顧客に離れられてしまいます。そのために優秀なファンドマネージャーに多額の報酬を支払い、高い利益を出していこうとするのですね。優秀なファンドマネージャーは、より高い報酬を狙い、このオフショアファンド会社に活躍の場を求めて集まるのですね。

日本では高い利回り=あやしい、という図式を作りがちですが、実はそうではなく、健全な競争が生み出す結果なのですね。馴れ合いの中にある日本の証券業界にはこれがないのですね。




  今回の最後にオフショアファンドの魅力についてまとめておきましょう。

・売却益に対して非課税にすることが可能である(あくまで、日本居住者は年間20万円以上の売却益がある場合は申告義務がある事を憶えておいてください)

・国内では決して手に入らない有利なファンドを入手できる(年間利回り20%、30%、またそれ以上というものも少なくありません)

・機関投資家(証券会社など大口の投資家)しか購入できないファンドを、低価格で購入できる

・世界各国のファンドに投資でき、選択の幅が非常に広がります

・運用ノウハウを知っていれば、まさにほったらかしで資産を増やせる

などなどですね。

こんな優秀なものを自分の資産形成のひとつとして取り入れない手はないですね!

 

では、オフショア投資とは何か?次回に続けましょう。


 
 


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