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2009年3月5日 【中国】
アメリカ大使館

北京華通広運物流有限公司
柳田 洋

 先この2枚の写真は、私の家の北の窓から撮った黄昏時の風景です。


 


  その風景の中で、真ん中にあるひときわ強い輝きを放つ物体。下の写真はカメラのズームを利用して、その光る物体を拡大して撮ったものなのです。


  この光る物体の正体は、昨年、秀水街の隣から私の家の近くに引っ越してきたアメリカ大使館の建物です。


  この周辺は、建国門の「第一使館区」、三里屯の「第二使館区」に続いて開発されている    「第三使館区」という新しい大使館街となっています。日本大使館も今年、この地区に引っ越して来る予定です。


  その「第三使館区」の中でもランドマーク的な存在になっているのが、写真のアメリカ大使館の光る建物です。


  この建物を見ると「大国の威光」という言葉が頭に浮かびます。
 

  今のところ、経済力でも軍事力でも強大な力を持ち、世界唯一の超大国の名を欲しいままにしているアメリカ。


  しかし、ゴールドマンサックスのBRICsレポートによれば、今から20年後、2030年前後には中国のGDPはアメリカを超え、中国が世界最大の経済大国になることが予想されています。


  このアメリカ大使館の光る建物は、そのようにささやかれる中国において、「世界ナンバーワン国家はいつまでもアメリカだ!」という大国の威光を中国の人たちに知らしめるために、今日もひときわ強い輝きを放っているのかもしれません。


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