アジアブログ
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2009年5月19日
「百聞は一見にしかず ~カンボジア国境編~」
ブレインワークスグループ CEO
近藤 昇
先日、ビジネス視察とパートナーとの打ち合わせのために、ホーチミンより陸路でカンボジアを訪れた。飛行機ではなく、陸路を選んだのは、噂に聞くカンボジアとベトナムの国境付近を体験しておきたかったからだ。
出発前、当社のスタッフや知人は、バスで5時間も大丈夫ですか?という反応が多かった。ビザはどうするの? 賄賂を取られない?中でも、ベトナム人の友人は、「綺麗な格好していると狙われますよ」と。そんな怖いもの見たさも手伝って、興味津々の中の出発だった。
ホーチミンから、約1時間半。ノンストップであっという間の道程だ。おそらく民間会社だと思うが、想像よりりっぱな大型の高速バスを利用。しかも、私が大好きな“真っ赤”なバス。快適な乗り心地に満足しながら待望(!?)の国境にやってきた。
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何よりも驚いたのは、見事に整った出国、入国のための建物があることだった。
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手続きもシステム化されていて、バスの添乗員に促されるままバスから降りて歩くだけ。
思ったより遥かに簡単にスムーズに無事、カンボジア入りを果たした。
事前に聞いていた噂とのギャップに驚くと共に、刺激的な事を、いつも期待してる私にとってはなんだか拍子抜けでもあった。
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事件といえば、後でわかったことだが、この国境付近にたむろしている両替商のオバちゃんに、まんまと騙されたことぐらいだ。
ちなみに、レートも何も確認せず、100ドルからリエル(カンボジアの通貨)に交換し、40ドルほどぼったくられてしまった。また、日本人がカモられた実績を作ってしまったことになる・・・。
国境から更に3時間半、途中休憩を挟んでほぼ直線の道路をバスは疾走。カンボジアの道路は、これもまた想像以上に舗装されていて100キロぐらいで走っても、恐怖感はあまりない。
途中、ベトナムと似たような壮大な田園と水牛の群れに遭遇する。そしてカンボジア特有の高床式のカラフルな住居の数々。
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どこかで見たような風景を幾度となく窓越しに見やりながら思う。壮大でのどかな風景こそカンボジアの“今”なんだと。
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もちろん、人身売買や地雷の問題、貧富の格差など様々な課題を背負っている国であることは承知している。
ただし、人の噂や世間の話だけで先入観を持たずに、現時点での良い面やこれからの可能性にも目を向けることも大切だと思い知らされた。
改めて思う。百聞は一見にしかず、だ。
プノンペン到着後の様子については、次回以降で書いていこうと思う。
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