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2009年12月2日 【中国】
ガソリン価格定点観測

北京華通広運物流有限公司
柳田 洋


私の家の近くにあるガソリンスタンドに掲げられているガソリンの価格表示、上が1年前の2008年11月、下が2009年11月のものです。






 



値段の左に書かれている数字はオクタン価であり、98#と97#が日本で言ういわゆる「ハイオクガソリン」ということになります。


93#の「レギュラーガソリン」は現在、1リットル6.66元(87円)ですので、日本のレギュラーガソリンが1リットル127円前後であることを考えると、日本より中国の方が30%強安い、ということになります。


1年前に比べると、中国のガソリン価格は3.5-4.6%の値上がりと比較的安定しているように見えますが、原油価格はこの間、乱高下をしています。


2008年7月に1バレル142.27ドルの最高値を付けた原油価格はその後急降下、半年後の2008年12月には32.40ドルと77%も落ち込みました。

その後、約1年かけて原油価格は持ち直し、現在は75-80ドルで推移しています。

マイカー族にとっては、原油価格の動向から目が話せない状況が続いていますが、一方で、中国でもBYDが電気自動車を開発するなど、新たな動きも出始めています。


あと10年もすれば電気自動車が普及して、中国のマイカー族も原油価格ではなく、電気価格に一喜一憂する時代が来るのではないでしょうか。









 


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