2010年3月11日 【中国】 北京ダック1羽38元 北京華通広運物流有限公司 柳田 洋 「郭林(ぐぉりん)」という中国家庭料理、「家常菜(じゃーちゃんつぁい)」のチェーン店です。
「家常菜」ですので、凝った料理はないのですが、安くておいしいので、 いつもたくさんのお客さんでにぎわっています。 この「郭林」の看板料理は北京ダック。 ダックを巻く皮、ティエンメンジャン、ネギ、キュウリがセットになって、 1羽38元(494円)とお手頃価格ですので、たくさんのお客さんが注文しています。 このため、このお店では、写真のように2人の「北京ダック削ぎ係」の方が、 フル回転で北京ダックを削いでいます。 私は北京に来るまでは、北京ダックは高級料理だと思っていました。 なぜなら、日本の中国料理店で北京ダックのコースを頼むと、 北京ダック3巻で5000円ぐらいするからです。 しかし、本場・北京に来てみると、「郭林」に限らず、 北京ダックの相場はどこでも1羽38元であり、 一般庶民が普通にたらふく食べる料理だったのです。 これは、北京ダックを最初に日本に持ち込んだ華僑の人たちが商才に長けており 、 「北京ダック=高級料理」というイメージを日本に浸透させたために、 生まれたギャップだと思われます。 「格安!3泊4日北京ダック食いだおれの旅」なんていうツアーを企画したら、 「北京ダック=高級料理」というイメージを持っている日本人には、 結構な価値を感じてもらえるかもしれません。
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