2010年5月6日 【中国】 行列のできる日本の外食チェーンその1 味千ラーメン 北京華通広運物流有限公司 柳田 洋 私は「中国でのラーメンの位置付けは主食という、非常にランクの 低いものなので、中国では日本のラーメン屋は絶対に流行らない」 と思っていたのですが、そんな私の予想は見事にはずれ、 北京の味千ラーメンには、中国の人たちの行列ができています。 正直なところ、味千ラーメンよりおいしいラーメンを出す 日本人経営のラーメン屋は北京にも何店もあります。
しかし、味千ラーメンが中国の人たちから圧倒的な支持を得ているのは、 1つは味千ラーメン1杯19元(266円)という低価格、もう1つは、 豊富なサイドメニューにあるのではないかと思います。 味千ラーメンには、鳥のから揚げなどの、日本の居酒屋メニューが 10-20元(140-280円)で用意されており、日本酒の熱燗も飲めますので、 日本食ビギナーが、50元(700円)以下の予算で、ちょっと気軽に 日本の雰囲気を味わえます。 この単なるラーメン屋、というよりは、「日本食ファストフード」とも 言える新しいジャンルが客単価100-150元(1400-2100円)の 普通の日本料理店は敷居が高い、と感じる中国の人たちに受けて いるように思います。 味千ラーメンには、これからも気軽に行ける価格で日本の食文化を中国に 広めていって頂きたいと思います。
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